不安になるとき
人はわからないことに直面すると不安になります。一番の不安は将来の不安でしょう。
若いうちは、「今」がとても大切で、毎日を楽しく生きていることに喜びを感じるものだろうと思います。会社や仕事においては、日々新しいことを身につけていると、自分が成長している自覚を感じ、自信に満ち溢れてきます。なので、自分がしていることになんらかの満足が得られるものです。
だんだん、時間が経ってくると、満足の仕方が変わってきます。ただ吸収しているだけの時期は過ぎ、次は目標を持つようになります。ある一定のレベルになることを目指すようになります。収入、地位、生活における充実(結婚、こども、持ち家)など社会一般で見られる形があります。
それらの目標をクリアした後、次なる目標は?
これを見つけるのが難しいのですが、次なる目標は、自分自身の完成を目指すことではないでしょうか。
それまでは、ある意味、物質や現世的なものの充実を目指すのですが、その次からは見えないものを追求することになるのでしょう。それは心の充実です。
ただ、これは見えないものであると同時に形のないものですし、決まった形がないのです。収入や持ち家を目標にする時は、自分にあった形を目の前にあるものからいろいろ選択することができ、具体的に目に見えます。
この目に見えないものに直面すると人は不安になるのだろうと思います。
タロットは、心の鏡だといわれます。
自分で展開して、カードと対話することにより、自分が気づいていなかった自分の内面や周りからの影響、自分自身がとった行動がわかります。なかなか自分を分析することは難しいことだと思います。もちろんタロットを観てもわからないことも多いですが、冷静になって、紐解いていくと、そこにヒントがあります。
「名前のないⅩⅢ」というカードがあります。
これは、人生の中での大きな転換期をあらわし、自分の変容を促す意味を持っています。このとき、大きな不安を抱えることになりますが、それは自分が脱皮して新しい自分になる大切な通過点なのです。
ⅩⅢの前には、「吊るし」のカードがあり、変容の前には、じっと考える必要があることを教えてくれています。そしてⅩⅢのあとには、「節制」というカードがあり、これは、変容の後は、自分を十分に癒してあげる必要があり、時間をかけて内面を入替える作業をすることを教えてくれています。
不安を乗り越えた後、新しい自分になれるので、また新たな人生を歩み始めることができる喜びをかみしめながら前に進めると思います。
注)タロットの絵はソフィアがこのブログのために書いたものです。いかなる転用・転載も禁じます。
