« マルセイユタロット研究1 | トップページ | マルセイユタロット研究(余談) »

2009/06/02

マルセイユタロット研究2

さて、マルセイユタロットは、とても魅力的なカードですが、
タロットのことを知らない人にとっては、
マルセイユタロットがどんなものなの?
タロットっていっぱいあるけれど、どこが違うの?
と思う方は多いと思います。

実は、わたしも最初はその区別や違いなどは全く知らずに、
カモワン版マルセイユタロットから入りました。

よく使われているカードの1つに
ウェイト版というカードがあります。
別の言い方でライダー版という言い方もありますが
まったく同じものです。ライダーというのは出版社の名前です。
これは比較的新しいカードで、
1909年に、つまり20世紀になってから、アーサー・E・ウェイト
というオカルト研究の第一人者の人が監修し、
パメラ・スミスという画家に描かせ出版したカードです。
タロット研究家の伊泉龍一はその画家に敬意を払って、
ウェイト-スミスパックと呼んでいます。

そのほかには、現代のカードとしては、クロウリー版といって、
ウェイトと同じ秘密結社に属していた
アレイスター・クロウリーが監修し、
レディ・フリーダ・ハリスという画家に描かせたカードなど
もあります。
これは、クロウリーの著作で1944年に出版された「トートの書」
の挿絵だったものを、クロウリーの死後、カードとして
出版したものなので、トート版ともいいます。
アレイスター・クロウリーは、あのビートルズがとても気に入って
いた魔術師であり、サージェントペパーズのアルバムジャケットの
中の一角に顔写真があります。

20世紀に入ってこれらのカードが誕生したことが刺激となり、
戦後、ニューエイジの手によって
次々に新しいカードが誕生していき、
今も市場に多くのタロットがあふれているのです。

マルセイユタロットは、先の記事でも書きましたが、
これらのカードよりも前の
17世紀から18世紀頃に普及していたカードです。

« マルセイユタロット研究1 | トップページ | マルセイユタロット研究(余談) »